冬ソナで泣きたい! ~Poppoの落書き帳~

   あなた… 今でも泣きたいんでしょう?    …泣くならここが一番ですよ…

『登場人物へのインタビュー』

『登場人物へのインタビュー』


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ちょっとしたお遊びコーナーです。



 

第1回「カン・ジュンサン」


~「冬のソナタ」登場人物にインタビュー!~ 第1回 です。

新しい企画として、poppoが「冬ソナ」の登場人物たちを毎回ゲストに招いてインタビューすることになりました。
poppoの質問で、彼らの性格・行動を探って行きます。

栄えある第1回のゲストは「カン・ジュンサン」くんです!
よろしく!



poppo:
 はじめまして。poppoという者です。今回、インタビュアーに選ばれましたので、よろしく!

チュンサン:
 よろしく…。なんだか、妙な気分です…。変な質問はやめてくださいね。

poppo:
 答えるのが嫌でしたら、パスしてもらって結構です。それは自由。
 でも、なるべく正直にお願いします。
 第1回の今夜は、「第1話『出会い』」の中から、質問させてもらいますね。




Q1. 初めてユジンとバスの中で出会ったとき、なぜ眠っている彼女を起こさなかったの?

A1. …それは…困ったな…いきなり、その質問は…。…きれいな子だな…って思って…。


Q2. でも、結局頭を小突いて起こしたのは?

A2. …だって… みんなバスを降りちゃったし… このままどこへ行くのかと思って…。


Q3. ユジンは、怒ってたね。どう思った?

A3. …! なんでこいつ、僕に怒ってるのかな…と。なんだかおかしかった。


Q4. 学校前でタバコを吸ったのは?

A4. あ…。ばれてた? なんだか面倒になって…。 転校の挨拶とか、そんなものが、ね。


Q5. でも、君が自分で希望して、転校することに決めたんでしょう?

A5. それは…そうだけど…。 僕… 新しい人って、苦手なんです…。


Q6. キム・サンヒョクくんのことは知ってたの?

Q6. ええ…。


Q7. どうして知ってたのかな…?

A7. 転校する前に、一度キム教授の家を…見に行ったんです…。そこで…あいつを見たんです…。


Q8. まさか同じクラスになるとは思わなかったでしょ?

A8. …はい…。


Q9. ライバル心みたいなものが、あったわけ?

A9. …ん…。どうかな…。…ただ、あいつには何においても負けたくないって… そう思いました。


Q10. キム教授のことは、どこで知ったの?

A10. …「全国数学オリンピア」の会場で…。教授は「大学生部門」の審査員だったんです…。


Q11. なるほど!すぐにキム教授のことが…その… お父さんかも、と思ったの?

A11. …ええ…。母と一緒に写っている写真の顔のままでしたから…。


Q12. それで、教授のことをいろいろ調べたんだ?

A12. …はい…。そうです…。 いけないことでしょうか…?


Q13. いいや、よくわかったよ。で、春川に転校したんだね?

A13. そうです。…なんだか、取り調べを受けてるみたいで… やだな…。


Q14. ごめん、ごめん! じゃあ、放送部を選んだ理由は?

A14. それは… よくわからない…。


Q15. サンヒョクへの敵愾心みたいなものがきっかけかな?

A15. …ん…。そういうものも、あったかも…。


Q16. チェリンの第一印象は? 君、冷たくあしらったけど、彼女…結構きれいでしょう?

A16. …そんなの… 人の好みでしょう? じゃあ、あなたの奥さんはきれいなんですか?

poppo: …………。



Q17. キム教授の講義に行った理由は… やはり『想像力と好奇心』なのかな?

A17. …ちゃんと観て下さい。「冬ソナ」はあんなにすてきなのに…。観なきゃだめですよ…。

poppo:それは、違うセリフです! だいぶ慣れてきて、冗談ばかり言うようになったね…。


Q18. お母さんとは、あまり一緒に食事はしないの?

A18. …ええ…。


Q19. それは昔から?

A19. そうですね。小さい頃から、母は、地方公演が多かったから…。


Q20. ずいぶん寂しかったでしょう?

A20. …時々はね。…でも、案外平気でした…。母の作ったまずい食事よりも、外食の方が美味しいし…。

poppo:そうだよね!そう、そう! …あ。また脱線…。


Q20. ユジンとの塀越え… どうだった?

A20. …どう…って…。…あいつ、案外重くって…。 肩と背中が痛かったよ。


Q21. かわいいと思ったでしょ?

A21. ……。…答え、パスします。


Q22. だって、放送室で踊る彼女を見ながら、君… 笑顔だったじゃん!

A22. …ですから、パス! しつこいなぁ…。


Q23. ユジンのスケッチブックを勝手に見たりして、失礼だとは思わない?

A23. …そうかな…? 校内放送で、人のことをあれこれ愚痴る方が、失礼だと思うんだけど…。


Q24. 音楽の時間にピアノを弾かなかったのは? 上手いくせに…。

A24. …ピアノは… あまり好きではないんです。無理矢理、教えられただけですから…。


Q25. じゃあ、なぜユジンと二人の時には弾いたの?

A25. …あの時は… なんだか、ピアノが楽しく思えたので… なんでだろう…。


Q26. サンヒョクには、相変わらずひどいことをするんだね。

A26. …なぜか、あいつを見ると、むしゃくしゃするんです…。わかってもらえないだろうけど…。


Q27. なぜ、自分を『殴れよ』って言ったのかな? 殴り返すつもりだった?

A27. …それも、わからない…。優等生のあいつがどうするか、興味もあったかな…。殴られたら… すっきりして、かえってあいつを本気で憎めるかな…と。


Q28. そして、いよいよユジンを酔っぱらいから助けた場面に。 かっこよかったね。

A28. そうですか…? けっこう殴られましたよ。ケンカは… 好きじゃないです。


Q29. ユジンもお父さんがいないのを知ったんだよね?

A29. …ええ。…でも… 病気で亡くなったのなら… まだいいな…と。…僕は…… 。


Q30. なぜ、いきなりユジンに『サンヒョクと付き合ってるのか?』って尋ねたの?

A30. …それは…。 ……。 …そういう脚本だったから…じゃ、だめですか…?


Q31. 次の日の、「初めて」のピアノ…。さっき聞いたけど、本当に素敵だったね。

A31. …やめてください…。 なんだか、恥ずかしいです。


Q32. なんでその後、ユジンを誘って学校をさぼったのかな…? サンヒョクへの嫌がらせ?

A32. …最初はそうだったけど… やっぱり… ユジンと話したかったんです。あ、これオフレコに!


Q33. 楽しかったでしょう?

A33. …パス!


Q34. 送っていったユジンの家の前で、サンヒョクやキム教授に会ったね? どう感じたの?

A34. …やっぱり… 切なかったです…。 どうしても… 越えられない塀があるような感じで…。


Q35. ユジンとは、その塀をちゃんと越えちゃったみたいだね?

A35. …? …! からかわないでください! まだ、なにもしちゃいませんよ!


Q36. おや? 何かするつもり?

A36. しつこいですよ!もう! 今日は、僕、もう帰らせてもらいます!




取材を終えて

カン・ジュンサンくんは、はにかみやの少年でしたね…。
最初はぶっきらぼうな感じでしたが、だんだん冗談なんかも言うし、意外と正直です。
どこかに影を持っていますが、少しずつそれもなくなるんじゃないかな…。

さて、次回のゲストは… 『チョン・ユジン』さんです!


第2回「チョン・ユジン」


~「冬のソナタ」登場人物にインタビュー!~ 第2回 です。


今回のゲストは「チョン・ユジン」さんです!
よろしく!



poppo:
 はじめまして。poppoといいます。よろしくおねがいします!

ユジン:
 よろしくお願いします…。インタビューなんて… 放送部ではやったことありますが、受けるのは初めてです。
 変な質問はしないでくださいね。

poppo:
 わかりました。そういうときには、パスしてもらって結構ですからね。
 でも、なるべく正直に答えていだだくようお願いします。
 第1回の「チュンサンくん」には、「第1話『出会い』」を中心に質問させてもらいましたが、ユジンさんにもそのあたりから質問させていただきますね。

ユジン:
 はい…。
 しかし、poppoさんって、おいくつなんですか?見た目はずいぶんお若く見えますが…。

poppo:
 おや、先に質問ですか? …よく、そんなことを言われます。童顔なのでしょうね。「年齢不詳」なんて言われることも多いですよ。
 まぁ、年のことは、やめておきましょう。お互いに。
 君の「高校生の姿」も、見た目にはけっこう、アレですから…。

ユジン:
 まぁ! …失礼ね! それは、さんざんあちこちで言われて、もうやんなっちゃう!
 まさか初対面なのに… あなたみたいな図太い人は初めてだわ!

poppo:
 おっ! そのセリフ! チュンサンに言ってましたね!
 ありがとう! さっそくのご協力! では、質問に入ります!




Q1. まずは… 君は、いつもあんなに遅刻が多いの?

A1. …また、いきなり! …それほどでもないです! …週に… 2回くらい…です…。


Q2. おまけに、どこでも寝ちゃうみたいですね?

A2. …だって、朝はヒジンのご飯の支度などで忙しいんですもの…。 夜はこれでも遅くまで勉強してるんですよ。


Q3. 優等生ですものね。いいお姉さんでもあるし。ヒジンは、かわいいでしょ?

A3. …! なんか嫌みっぽい言い方…。もちろん、ヒジンはかわいいです。


Q4. さて、チュンサンの第一印象を聞きましょうか?

A4. う~ん…。…変なやつ…。 でも、ちょっとかっこいいルックスだなって…。 タバコは信じられなかったけど。


Q5. けっこうちらちらと彼を見ていたね?

A5. それは… なんだか寂しそうな表情だったからです…。 それに、何かに怒ってるような感じもしてたから… なんでだろう…って…。


Q6. 同じ放送部に入って、いきなり彼は機材を直してたね?

Q6. ええ…。 なんだか、すごいな…って思いました。 まわりの仲間達とは、どこか違う種類の人間だなって思いました。


Q7. ちょっと惹かれた?

A7. …まさか! ぶっきらぼうなやつで、さっさと放送室を出て行っちゃうんだもの…。 なんだか、嫌なやつ…。


Q8. サンヒョクくんについても聞きましょう。彼は、いわゆるボーイフレンド?

A8. …え? それは… ちょっと違うかも…。 幼なじみ…というのが、一番近い言い方かな…。 仲はいいですけどね。


Q9. そのサンヒョクくんとチュンサンくんが、また、よくぶつかってたね? どう思ってたの?

A9. …チュンサンが、なんでサンヒョクばかり意識してるのか、わかんなかったわ…。
  ただ、チュンサンの行動は、黙って無視できないなって感じてました。


Q10. そうだね。君って正義感が強いんだね。誰の影響かな…。

A10. …それは、パパかもしれません。亡くなったパパは、とっても正直で、清らかな人だったとママが言ってました。


Q11. …君も、正直で清らかですね。

A11. …ふふっ…。おだてても、何も出ませんよ!


Q12. それじゃぁ、あの塀越えの話を聞きましょう。チュンサンとの「初めての秘密」だね?

A12. …そんな言い方… 嫌だわ…。 確かに、カガメールに知られたら、ただではすまないでしょうけど…。


Q13. チュンサンに靴を履かせてもらって… その、ご感想は?

A13. …ん…。…なんだか、恥ずかしかったわ…。 そのくせ、シンデレラになったみたいで…。
   王子様に、履かされてるような… ちょっとドキドキ…。


Q14. なぁ~んだ。 しっかり惹かれていたんじゃん!
   じゃあ、放送部をサボったチュンサンのことを放送で流したのは、好きだっていう気持ちの裏返しみたいなものだね?

A14. 違いますよ! そんなんじゃないわ… よくわからないけど…。


Q15. それじゃぁ、酔っぱらいに助けてもらった時あたりからかな?

A15. 違いますってば! …彼も、話してみると、同じ人間なんだなって思っただけ…。


Q16. 「ふたつめの秘密」になっちゃったね。親近感が増したでしょ?

A16. …そうですね…。 彼も、お父さんがいないと知って、なんだか「仲間」みたいな感じがしました。


Q17. その時の「借り」を返そうと、講堂のピアノに誘ったのはよかったけど… 練習不足だったかな?

A17. …それを言わないで! 私だって、人前でピアノを弾くなんて、緊張するんです! 
   ましてや好意を持っている男の子の前じゃ… あ…! ここ、カットしてください!

poppo:いただきました! さすが「正直者」のユジンさん!

ユジン:……!


Q18. 彼のピアノ、びっくりしたでしょう?

A18. …ええ! …あんなに上手だとは思ってもいなかったから…。


Q19. 彼を、見直した?

A19. そうですね。…頭はいいけど乱暴な人、みたいな印象でしたから…。あんなロマンチックな曲を弾けるなんてって思いました。


Q20. それが、「恋」のはじまり?

A20. …答えなきゃいけない? …たぶん… そうかも…。

poppo:正直でよろしい。僕も、もっと早く君に会って、ピアノを聴かせてあげたかったよ…。

ユジン: え? poppoさんもピアノ、弾けるんですか?

poppo:はい!  …バイエル10番までですけど…。

ユジン: ………。



Q20. その後の「エスケイプ」は、楽しかったでしょ?

A20. …はい! …なんだかわからないけど、こんな楽しい時間っていうものも、あるんだって思いました。初めての経験でした。



Q21. 手も、つないだよね?

A21. ……。…言わないでください…。


Q22. 自転車にも二人乗り… どう見ても「恋人たち」だよ。楽しかったでしょう?

A22. …もう! 恥ずかしいんですから、言わないでください…。


Q23. チュンサンくんも恥ずかしがってたよ。あ、そうだ。 彼… 「影の国に行った男」の話をしたよね?

A23. …ああ… そうですね…。 …でも、意味がよくわからなかったわ。 なんだか変な話…。


Q24. お父さんの話も、少ししていたね。

A24. …ええ。 彼、寂しそうでした…。 せっかく会えたらしいんですけど、彼のことを覚えてなかったみたい。
   こちらはずっと思っているのに、相手に忘れられたら… そんなつらいことってないわ…。


Q25. そうだね…。 君は、お父さんの法事も忘れてしまったんだもんね…。 お父さんは…つらかったろうな…。

A25. …意地悪! poppoさんって… 意地悪だわ…。 私… パパに謝らなきゃ…。


Q26. 大丈夫! 君のパパはきっと天国で、初恋に浮かれてる娘の姿を笑って見てたはずだよ。

A26. …そういう言い方が、意地悪なの! 


Q27. それにしても、サンヒョクは優しいやつだね。カバンも持ってきてくれて。

A27. …はい…。私… サンヒョクにも、なんだか悪いことをしちゃったような…。


Q28. 彼の気持ち… 少しは気づいているんでしょ?

A28. ………。


Q29. ヒジンもお父さんがいないのはおんなじだよね。たぶん、小さすぎてパパのことなどほとんど覚えてないんじゃないかな?

A29. …ええ。そうだと思います…。 だから… 私よりもかわいそうだと思うときもあります…。


Q30. そのあたりを僕も「冬の挿話」で書いたのだけど、読んでくれましたか?

A30. …いいえ…。 …私、日本語がわからないので…。
   …なのに不思議ね。こうやって、poppoさんと話してる…。
   poppoさん、韓国語は話せますか?

poppo:いろいろ韓国語学習の本も買いましたが、だめですね… まだまだ。
 日本語でさえ、まともに話せませんよ。
    ワタシ、ニホンニウマレテ、マダ、○十年…。ニホンゴ、ヨク、ワカリマセ~ン!

ユジン: ………。

Q31. …失礼しました。ミアネ!(これも、ビアネに聞こえるんですが…) 結局、学校をサボった二人は、罰として「焼却場の掃除」を1ヶ月やらされたんだよね?

A31. …はい…。 仕方ないです…。私たちが悪いんですから…。


Q32. チュンサンは、君をかばったみたいだね?

A32. …そうですね…。 でも、彼だけの責任にはできませんでした。 やっぱり… 二人でサボったんですから…。


Q33. 罰にしては、楽しそうな仕事だね?

A33. …! えへへ…!


Q34. いろいろチュンサンと、ふたりっきりで話せたでしょ? 何を話したの?

A34. …ひ・み・つ…! 言えませんよ、そんなこと…。 私たち二人だけの「秘密」です。


Q35. それなら、僕が「挿話」にして勝手に書いちゃうけどいい?

A35. …! それは卑怯! 嫌ですよ、勝手なこと書かれたら。ちゃんと「取材」してから書いて下さい!


Q36. …わかりましたよ。 これからも、あれこれと「取材」させてもらいますから。 覚悟はいいですか?

A36. …! あまり変なことには答えませんから! もう、今日はこのくらいでいいですか?


Q37. はい。では、あとひとつだけ。また、ここに来てくれますよね?

A37. …それは… チュンサンと相談して決めます。口裏を… あ、いえ、事実をちゃんと合わせておかないといけませんから…。
   どうせ… 「あのこと」も聞かれるんでしょうから…。

poppo: さすが、するどいなぁ…。また次回を楽しみにしてますよ。今日は、ありがとうございました。




取材を終えて

チョン・ユジンさんは、なかなかしっかり屋さんでした。
いざとなると、強いものを持っている感じがしますね。
最初はおっちょこちょいでのんびり屋さんの印象でしたが、どうもそれは世を欺く仮の姿…かも。
とにかく、この時期は明るい少女ですね…。

さて、次回のゲストは… やはりこの人。『キム・サンヒョク』くんです!


第3回「キム・サンヒョク」


~「冬のソナタ」登場人物にインタビュー!~ 第3回 です。


今回のゲストは「キム・サンヒョク」くんです!
よろしく!



poppo:
 はじめまして。poppoといいます。よろしくおねがいします!

サンヒョク:
 こちらこそよろしくお願いします…。
 インタビューは、体育祭で放送部の連中と一緒にやりましたが、自分が受けるのは… 緊張しますね。
 どうせ変な質問ばかりでしょう?

poppo:
 いやいや、大事な質問ばかりですよ。
 まぁ、答えたくないことには、パス!と言ってもらってかまいませんからね。
 黙秘権、ってやつかな? でも、なるべく正直に答えて下さいね。
 君にはやはり「第1話『出会い』」からしっかり聞こうかな?

サンヒョク:
 はい、わかりました。…でも『出会い』って… 僕はユジンとは小さい頃からずっと一緒だし…。
 あいつとの『出会い』のことですか?

poppo:
 まぁ、その辺は、ボチボチと…。
 では、さっそくですが質問に移らせていただきますね。





Q1. まず… 君は、本当にユジンに優しいね…! そんなに好きなの?

A1. …! いきなり、それですか! …ええ…もちろん!
   …他に気に入るような子に会ったことがないんです…。


Q2. 毎日一緒に登校してるの?

A2. …そうではないです。だって、彼女… いつも遅刻してるから…。 
   僕は、早めに学校に行って、クラス委員の仕事をしなくちゃいけないんですよ。


Q3. そうか、委員長だったね。みんなに信頼されてるんだ…。

A3. …一応はね…。
   でも、ヨングクの方が、みんなには人気があるよ。変な占いなんかしてあげてさ…。


Q4. そうですか…。では、あの転校生…カン・ジュンサンの第一印象を教えてください。

A4. ……。 …なんだか…僕が気に入らないみたいだね…。
   なんでだろう…。 握手も拒否されちゃったよ…。


Q5. 彼は君を必要以上に意識してるようだね?

A5. それが…不思議なんです…。 ユジンにも言ったけど、初めて会ったばかりのやつなんですよ?


Q6. 君と同じ放送部に入ったしね。そして、いきなり機材の不具合を直してたね?

Q6. ええ…。 あれは、助かりました。結構機材に詳しいやつなのかな…って思いました。


Q7. だけど、すぐ出て行ってしまったね?

A7. …そうなんです。 全く愛想のないやつです。


Q8. 彼は、掃除もサボってたね。

A8. …はい。 本当に、あいつは不良なのかもしれません…。


Q9. そのチュンサンくんとユジンとの間に、何かあったみたいだけど…。
   あの日の昼、放送室でだけど。 君、何か聞いてる?

A9. …いいえ。一応、ユジンにも聞いたけど、ただふくれてただけ。
   チュンサンが、何かしたんだと思うんだけど…。
   チンスクにも言ってないらしいから、なおさら気になりました。


Q10. そうだね。絶対何かあったんだよ…。

A10. …そんな…気を持たせる言い方はやめてください…。…意地悪だなぁ…。


Q11. ごめん、ごめん! …その辺りは、僕の「冬の挿話」を読んでみてください。

A11. …これだ…。僕が、日本語、読めると思いますか?


Q12. …あれ? 結構上手に日本語で歌ってたのをテレビで見たんだけどなぁ…。

A12. …? 


Q13. ところで、君のピアノの点数は、何点? 歌も得意なんだから、音楽…好きでしょう?

A13. …それが…。…僕、片手でしか弾けないんです…。 チンスクほどじゃないけど…。
   両手で弾くのは難しいですよ。poppoさんも…でしたよね? ユジンに聞きました!


Q14. 僕はギターなら弾けるから、いいじゃん! 君は? 
  
A14. …音楽の話は… やめましょうか…。


Q15. それじゃぁ、スポーツの方で。バレーボールは得意なのかな?

A15. …う~ん…。バレーボールは、好きですよ。…でも、得意と言えるほどではないです。


Q16. チュンサンには、さんざんやられてたね。

A16. …! あれは、あいつが悪いんです! 味方のチームに敵がいるようなものですよ…。
   とにかくひどいよ…。


Q17. あの時、なぜ彼を殴らなかったの?

A17. …そんなに簡単に、人は殴れるものじゃないですよ。 
   …poppoさんはどうです? 人を…殴れますか?

poppo:そりゃぁ、嫌ですね…。殴ったことはないです。殴られたことはあるけれど…。


Q18. 『ガリ勉』とまで言われたけど、よく我慢したね。偉いよ、君は。

A18. …ほめられても…なんだかうれしくないです。
   …ユジンにまで『ガリ勉』って言われちゃうし…。


Q19. それでもいいじゃないか。君は、正しいよ。
   …ただ、あれはいけないな。…ユジンの首の怪我の調べ方は…。

A19. ……! そうですね…。…あれはみんなに後で言われました。…セクハラ、って…。


Q20. それほどユジンといつも一緒に育ってきた…ということかな?

A20. …そう言っていただけると… ありがたいです…。 でも、今後気をつけます…。



Q20. その後、ユジンとチュンサンが「エスケイプ」したよね? 心配だったでしょ?

A20. …もちろん…。 …一緒に歩いているところも見かけたから…。



Q21. …なのに、チュンサンのカバンは持って行ってあげなかったんだ…。
   …ユジンと一緒だって…知ってたのに…。

A21. ……。


Q22. 次の日、二人がみんなに冷やかされてるのは…辛かったでしょう?

A22. …当たり前です! 本当に…悔しかった…。


Q23. なら、なぜ黒板の落書きを消さなかったの? 委員長でしょ?

A23. …ああ… そうでした…。 …そうすればよかった…。
   でも、あの時はとにかく不愉快だったんです…。


Q24. …そこが、君のちょっと足りない部分かな…。
   自分の感情より、相手の気持ちの方を考えてあげられるといいのに…。
   この意味が、わかりますか?

A24. …ええ。 わかるような気がします…。 


Q25. 他にも、君はいけないことをしたようだね…。
   チュンサンを尾行したこと…。あれは、良くないな…。

A25. …でも… あいつの方こそ、僕の父に近づいたりして…。
   どうせ、自分の方が頭が良いところを見せて、僕に恥をかかせようとしたんだろうな…。


Q26. ああ… そんなふうに思ったんだ…。だから、放送室で待ち伏せて、あんなことを言ったのかい?

A26. …ああでも言わないと、僕の大切な物が、全部あいつにめちゃくちゃにされると思ったんです。
   …いけませんか! 


Q27. …君は…。いや、やめておこう…。
   その結果、ユジンがどんなに傷ついたか… 君にはわからないだろうな…。

A27. ……?


Q28. ユジンが彼をぶったでしょう? その時の気持ち…。
   さっき、君は『簡単には、人を殴れない』って言わなかったかい?

A28. ………。


poppo:
     今日はこの辺で終わりにしましょう。これ以上は、たずねる僕も、答える君も苦しくなるだろうから…。
     また次回会う時まで、いろいろ自分の行動を整理してみたらいいと思うよ。
     本来、君はとても優しい人なんだから…。

サンヒョク:
    …はい… わかりました。少し、考えてみます…。

poppo:
     ごめんね。お茶も出さないで…。今度は、二人でユジンの悪口を言い合おうか?
     それでは、今日はありがとうございました。

取材を終えて

キム・サンヒョクくんは、いたって普通の青年でした。
まじめだし、無闇に感情的にはならない感じがしました。
というより、自分の感情をしっかりとコントロールしなければいけない場面に出会った経験が少なかったのだと思いました。
カン・ジュンサンとの出会いで、それが一気に彼に訪れた…そんな気がします。

さて、次回のゲストは… みなさんのリクエスト…にでもしましょうかね…。


第4回「オ・チェリン」


~「冬のソナタ」登場人物にインタビュー!~ 第4回 です。


今回のゲストは「オ・チェリン」さんです!
よろしくお願いいたします!



poppo:
 はじめまして。poppoといいます。よろしくおねがいします!

チェリン:
 はじめまして…。こちらこそよろしくお願いしますね。
 どんな方かと思ってたんですけど…。意外とお若く見えるんですね…。
 何か秘訣でも?

poppo:
 お上手ですね…。この分だと、負けちゃいそうだな…。
 秘訣ですか…? …う~ん…。ずっと『ヘチマコロン』を愛用してるくらいかな…。
 他には、特に… あ、顔は下から上に洗うこと。
 肌が落ちないように、と何かで読んでからそうしてますね。
 …ん? インタビューするのは僕の役ですよ! 参ったな…。

サンヒョク:
 あなたが勝手に答えてるだけですよ。…で、私に何を聞きたいの?

poppo:
 そりゃぁ、いろいろありますよ。君には興味ありますからね。
 では、さっそく質問に移らせていただきますからお覚悟を。





Q1. まず… 君は、本当にお嬢様なの? 春川第一高校は、そんな学校には見えないんだけれど…。

A1. …まあ! 失礼な! 第一高校は春川でも名門なんですよ!
   日本の方だから知らないのも無理はないけれど…。
   …成績優秀・家柄上品な生徒ばかりですよ。ええ…私も含めて。本当に、失礼しちゃうわ!


Q2. …そうなんだ…。君の家も、上流家庭だ…だってこと?

A2. …ええ。…パパは春川の市議会議員選挙にも出たんですよ。…時期尚早…だったみたいだけど…。 
   あまりプライベートなことは言いたくないの。
   まぁ、人からはお嬢様…って言われるわね…。


Q3. なるほど…。それでその美貌なら自信たっぷりの態度もうなずける…ってわけだ。

A3. …あら? あなた正直な方なのね? やっぱり美しいものは目立ってしまうのね…。


Q4. そうですね…。チョン・ユジンさんに負けず劣らず、お綺麗ですよ。

A4. ……! …ユジンと一緒にしないでよ! やっぱりあなた…目が悪いのかもしれないわ…。


Q5. はい。視力は良くないです。 ユジンさんとは仲が良くないの?

A5. そりゃぁ同じ放送部だから…適度に親しくしてはいるけれど…。
   なんだかあの子、垢抜けてなくって…ちょっと苛立つこともあるわね。


Q6. なぜ同じ放送部に入ったの? そんな仲なのに。

Q6. …それは、ユジンが真似したのよ。私が校内放送の花形になるのが悔しかったんでしょうよ。


Q7. …本当に? パク先生に聞いてもいいの?

A7. …あ。 …卑怯…。 本当は… パク先生に入れられたの!
  …あの時のテストさえ、いい点だったら…!


Q8. …そういうことか…。 でも、君は放送機材には疎いようだけど?

A8. …ええ。 私はアナウンス部門担当なのよ。
   校内放送じゃ声しか流せないのがもったいないけれどね…。


Q9. それに比べて、あのチュンサンくんは機材にも詳しいようだね。
   君も驚いてたようだけど…。

A9. そう! …彼、凄いわ!
  うちの学校の男の子って、みんな成績はまずまずなんだけど…。
   あんな三拍子揃った人はいないのよ。
   私… もう… 見とれちゃった…。 …あら? やだ~! そんな目で見ないでよ!


Q10. …君も、彼のこと…気に入ったんだね…。「初恋」…っていう感じかな?

A10. …また… 嫌な言い方! でも… そうかもしれないわ…。…本当に、彼… 素敵…。


Q11. なのに、彼はユジンさんと親しくなっているようだね? ライバル登場!ってところかな?

A11. …ライバル? …彼は、私のことが好きみたいよ。
   …あなた… 男なのに、同性の心理もわからないのね!


Q12. …おやおや…。 すごい自信だね…。 「想像力」も確かにピカイチですね…。

A12. ……。 


Q13. それで、そのライバルのユジンさんがチュンサンくんと補習の時間をエスケープ…。
   いきなりユジンさんにクレームをつけたね?

A13. …当たり前よ! …他人の彼氏に手を出すなんて…。あの子、そんなところが昔からあるのよ。
   一度ちゃんと言っておかないと、大人になってからもめ事を起こすようになっちゃうわ。
   友達としての「苦言」よ。


Q14. …それなのに… 一本取られた感じだったね。…スカートまでまくられて…。 
  
A14. …あ! あなた見てたの? …!! あそこは女子トイレよ! 覗きなんて…最低!!


Q15. 残念ながら、あそこは男子トイレですよ。メイキングビデオに出てましたよ。

A15. ……? そんなこと、私には関係ないわよ! 本当に、嫌な人! 変態!!


Q16. 変態…は、あんまりだなぁ!
   …これでもスカートめくりなんか、一度もやったことのない真面目な男ですよ。
   …楽しませてもらいましたが…。

A16. …!! まさか… 見えてないわよね…?
   …本当?  …映ってない? …あ~ん!! 気になってきたわ!!


Q17. …あとでDVDで見てくださいな。 それでもみんな仲良く山小屋キャンプに行ったね。

A17. …それは…放送部の団結を図るためよ。仲間は大切にしなくちゃ…。 
   …チュンサンも、私と過ごしたかったはずだしね…。


Q18. ユジンさんとはぎこちなかったよね、彼。 チャンス到来?

A18. …きっと…ユジンのダサさに気がついたのよ。
   やはり美男には美女がお似合いなの。…そういう運命なのよ。


Q19. そう思ってたら、結局行方不明のユジンを見つけて、仲良く手をつないで帰ってきたね…。
   …君の思惑通りには行かないようだね?

A19. ……! あれは…。…ユジンのいつもの手なのよ。
   本当に… かわいい顔してやることは汚いんだから…。


Q20. …ユジンさん… かわいい顔なんだ?

A20. …あ。 …本人がそう思っているだけよ…。…本当に… 不細工!



Q20. 次の日、ユジンさんとサンヒョクくんは、先に帰ったね。君たち4人は残ったけれど。

A20. …そのあたりがユジンの嫌なところ! …ちゃっかりサンヒョクにも二股かけてるんだから…。



Q21. …君は一途なタイプなのかい?

A21. …そうよ! …当たり前でしょう!


Q22. 4人で何を食べに行ったの? 割り勘にするのが嫌そうに見えたけど…。

A22. …韓国じゃ、誘った人が払うのは当然のことですよ! 日本じゃ違うようですけど…。


Q23. 4人のうち、ヨングクとチンスクはお似合いだし… あとは君とチュンサンだったね?

A23. …ええ… 楽しかったわ…。 …あれが…  チュンサンとちゃんと話した最後だったわ…。


Q24. …それから数日で… 彼の事故の知らせを聞いたんだね?

A24. …ええ。 ………。 


Q25. 君にとっても… 哀しい別れだったんだね…。 チュンサンを本当に好きだったんでしょう…?

A25. ……。 …やめて…。 もう… 私…。
   …みんな… みんな…ユジンのせいなのよ! ユジンのせいで…。 ………。


Q26. …湖のお葬式でも、君…そう言ってたね…。

A26. …ユジンさえ…いなければ…。 チュンサンだって…  …そうでしょう? 


Q27. …お葬式の後、君は… 家に帰ったのかい…?

A27. …ええ…。 自分の部屋で… ひとりで泣いたわ…。
   …あんまりじゃない…。 …形見になるものもないなんて…。


Q28. …チュンサンの… 何を覚えてる…?
   ほんの僅かの時間だったけれど…。

A28. …彼の…言葉…。 『その想像力を、他で生かせよ』…って…。
   …私への… 彼の遺言かしら…。

   ………。(涙)


poppo:
     今日はこのくらいにしましょうか。君にも、彼は哀しい思い出を残したんだね…。
     彼の遺言…。大切にしていってくださいね…。
     君には、まだ可能性があるんだから…。

チェリン:
    …はい… ありがとう…。…ごめんなさい… 泣いたりして…。

poppo:
     こちらこそ、ごめんね。
     でも、君の一途な心も感じられてうれしかったよ。
     では、今日はありがとうございました。

取材を終えて

オ・チェリンさんは、とにかく自信満々の女性でした。
確かに綺麗だし、そう言われて育てばああいう性格になるかもしれませんね。
まだ世の中を自分中心で見ているようですが、それがまた彼女の魅力かもしれません。
カン・ジュンサンへの思いも、どこか自分本位。
それでも、女の子らしい気持ちも伺えました。
これからどう変わっていくのかが楽しみです。

次回のゲストは… まだ決まっていません…。


第5回「イ・ミニョン」


~「冬のソナタ」登場人物にインタビュー!~ 第5回 です。


今回のゲストは「イ・ミニョン」さんです!
よろしく!



poppo:
 はじめまして。poppoといいます。よろしく!

ミニョン:
 こちらこそよろしくお願いします。日本の方とお話しするのは初めてです。
 なんだか楽しみですね…。

poppo:
 僕も楽しみです。いろいろおたずねしますが、答えたくなければパスしてもらって構いませんからね。
 もし…覚えていないことがあったら…ごめんなさい。
 今回は、第7話あたりまでについて質問させてもらいますので、よろしくお願いします。

ミニョン:
 はい。
 第7話…ですか?う~ん…きついところですね…。

poppo:
 いやいや…。 いいところだと思いますよ。
 ドラマの新しいスタート…そんな感じですから。
 君もその先が楽しみでしょう?

ミニョン:
 まぁ…楽しみと言えば楽しみですが…。
 あまり笑ってばかりもいられないらしいですけれど…。

poppo:
 そうですね…。
 その辺はまたおいおいと…。では、質問に入りますね。




Q1. まずは… 君は、アメリカの生まれですってね?

A1. …そうですよ…。…あなたも、その質問ですか…。…僕… そんな風に見えませんか?


Q2. いえいえ、十分垢抜けてますよ。フランスにも留学していたとか?

A2. …はい。建築関係を学んでました。アメリカでの作品が評価されて、招かれたのです…。


Q3. チェリンとは、その時に出会ったと聞きましたが?

A3. …そうです。 パリのレストランで。同じ韓国人ということで、すぐに意気投合しましたよ。


Q4. それで、一緒に帰ってきた…ということかな?

A4. う~ん…。…彼女はお店を持つことになったから…。
   でも、僕は韓国は初めてなんです。 母もずいぶん久しぶりだと言ってました。


Q5. ソウルの印象は?

A5. そうですね… 空がきれいですね…。
   なんだか透明感があって… 深みのある空だと思いました。
   パリは眠い感じがする空でしたし、アメリカはやたらに広すぎる感じがします。


Q6. ソウルの街で初雪をうれしそうに見ていましたね?

Q6. おや? 見られてたんですか? ええ… 僕… 雪が好きなんです。
   仕事などでほてった頭を冷やすのには、いいですよ。


Q7. 冬が好きなのかな?

A7. ……? ええ… 好きですね…。
   建築の仕事をやってるんですが、雪に埋もれていく建物にも何か素敵なものを感じます。


Q8. チェリンに誘われて、春川にまで来ましたね。結構まめな性分なんですね。

A8. …ん? そうかな… 知らない町には興味がありましたからね…。
   チェリンの出た学校…というのも、見てみたかったんです。


Q9. その学校は、どうでしたか?

A9. …う~ん…。…なんだか、とっても懐かしい気持ちになりましたね…。不思議なくらい。
   初めてなのに… 高校時代に戻っていくような… そんな気分でした。


Q10. アメリカのハイ・スクールの思い出はどんなものがありますか…?

A10. …そうだな…。 ……?  …あまり覚えてませんね…。
   …僕… 過去のことは割とすぐ忘れてしまう質なんです。
   母に似ているのかも…。母も、よく昔のことは思い出せない…と言ってます。


Q11. …忘れん坊に… 遅刻魔ですか…。

A11. ……? 誰のことです?


Q12. それでは、ユジンさんのことを聞きましょうか。…初めて会ったときのこと…。
   覚えてますよね?

A12. …もちろん…。 覚えてますよ…。
   …彼女… 僕の顔を見て…  涙をこぼしたんですから…。


Q13. 驚いたでしょう?

A13. …ええ…。…なんなのだろう…と。
   こちらの胸まで、ぎゅぅっと締め付けられるような気持ちでした。
   その時の印象が、ずっと後まで消えませんでした。


Q14. やはり… 気になりますよね。…おまけに美人だし…。
   一緒に仕事をするのも、妙に君、積極的だったよね?

A14. …あなたならどうします? 同じでしょ? 顔に書いてありますよ…。


Q15. だけど、実際にはユジンさんは無愛想でしたよね?

A15. …ええ。…それも、変だな…って。
   でも、お互いに一歩一歩、歩みよるのが大切だろう…と、そう思っていました。


Q16. …その言葉… 誰に聞きました?

A16. ……? 別に… 誰かに聞いた言葉じゃないですよ。 心に浮かんだだけ…。 おかしいですか?


Q17. …いいえ…。 …僕… なんだか泣きそうになっちゃった…。
   …ちゃんと… 覚えているんだね…。

A17. …? …poppoさん… 大丈夫ですか…? 


Q18. …ああ… 大丈夫です。…そのユジンさんの行動に、ずいぶん振り回されているようでしたね?

A18. …ええ。 …本当に、次々と… あんなによくわからない人は初めてです…。


Q19. …それで、君も結構あくどいことをしましたね?

A19. …あ。…あのホテルでのことですか…?
   …まいったな…。 …知ってるんですか?


Q20. …もちろん。…他人になりすまして…いけないですよ。

A20. …ですね…。…僕も、後で自分が情けなく感じました。



Q20. 二度目のビンタ…。こたえたでしょう?

A20. …二度目? …いや… 女性にぶたれたのは初めてですよ。
   …僕は、それほど女性に恨まれるようなことは…。
   …それは、誤解です。


Q21. ユジンさんへの誤解もとけた?

A21. ……はい。…ようやく… 本当に、申し訳なかったと…。


Q22. 彼女の気持ち… わかってあげられた?

A22. …ええ… 愛した人を失った悲しみ… それを知らずにいた自分が… 今も悔しい気持ちです…。


Q23. …それで…チェリンとも距離を置くことにしたのかな?

A23. …ええ… そうです…。
   …チェリンの気持ちも… 少しはわかるのですが… 受け入れられませんでした…。


Q24. 誤解がとけた後は、ユジンさんにまっしぐら?

A24. …それは…。 そんな言い方は、やめてください…。 まったく先輩と同じだな…。
   僕は…ただ…。


Q25. …ただ…? …ただ、どうだっていうの?

A25. …う~ん… poppoさん… かなり意地悪ですね…。


Q26. …まぁ、これくらいにしておきましょう!
   君が連れて行った湖…。またユジンさんを泣かせたね?

A26. …それは…。 本当に意地悪な方ですね! 


Q27. 彼女の横顔を見つめる君の目は、もうすっかり「アレ」でしたよ。

A27. …なんですか? …「アレ」って…。
   ……! …いやだな… あまり想像しないでくださいよ。



Q28. 君の気持ち… 見てる人たちにはバレバレですよ。

A28. ………。


Q29. もう、正直な気持ちを言った方がいいですよ。…ユジンさんに最初に惹かれたのはいつ?

A29. ……。…答えなきゃいけませんか…。
   たぶん… 『愛する人の心が一番の家』…そう聞かされた時だと…。


Q30. …やっぱりね…。君… うれしそうに彼女のあとを追っていたものね。

A30. …そんなところまで…見られてましたか。
   …笑った顔は、ちょうど彼女に隠れて…気づかれなかったと思ったのに…。
   …後ろからのカメラには気づかなかったな…。



Q31. …カン・ジュンサンについては、どう思ったの?

A31. …そうですね…。 僕に似ている…そう言われても、なんだか変な気持ちです。

   …うれしいとは思えませんでした…。…かえって… なんだかうらやましいような…。


Q32. …それって… 完全に、恋心の始まりだね…。

A32. ……。 …そんな…。 …よくわかりません…。


Q33. そして、彼女とふたりでお仕事…。 …楽しかったでしょ?

A33. …! ………。


Q34. …ユジンさんの好きな色… 季節… ちゃんと覚えていたんだね。
   …あのお酒の席で、不愉快そうな顔をしていたくせに…。

A34. …また…! 本当に意地悪だなぁ…。


Q35. 彼女が、君の眼鏡をはずした気持ち… もう、わかっていたんだよね?

A35. …はい…。
   彼女は、やはりカン・ジュンサンを見ている… それが、とっても哀しかったんです。


Q36. …わかりますよ… 君の気持ち…。
   …チュンサンではなく… イ・ミニョンを見て欲しかったんでしょう?

A36. ……! …そう…です…。


Q37. …だから…  思わず、自分の気持ちも告白してしまった…。…そうなんでしょう?

A37. …それは… …わかりません… 僕にも今は…。
   …それで… また、ユジンさんを苦しめてしまうようで…。
   今は… それだけが心配です…。

poppo: …そのへんは、また次回にでもしましょうか…。
   今日は、このくらいにしましょう。どうもありがとうございました。




取材を終えて

イ・ミニョンさんは、今までのゲストと違い大人。
質問にもしっかり答えてくれました。
もう少し突っ込んだ質問もすれば良かったかな?
思ったほど能弁ではなかったですね。

ユジンに告白してしまったばかりですから、ちょっと落ち着きがなかったかもしれません…。

さて、次回のゲストは… 誰にしようかな…?


第6回「クォン・ヨングク&コン・ジンスク」


~「冬のソナタ」登場人物にインタビュー!~ 第6回 です。


今回のゲストは「クォン・ヨングクさん&コン・ジンスクさん」のお二人です!
よろしく!



poppo:
 はじめまして。poppoと申します。よろしくおねがいします!

チンスク:
 よろしくお願いします…。なんだか… 緊張して…怖いです。
 私、こういうの苦手だから…。

ヨングク:
 俺もなんだか嫌だな…。
 そもそも、なんでチンスクと一緒なんだよ?

poppo:
 そりゃぁ、君たち… 仲がいいからでしょう?
 君たち二人に聞きたいこともたくさんあるからね…。

ヨングク:
 ちぇっ! どうせならもう少し美… 痛っ! …なんだよ、チンスク! 痛いじゃないか!

poppo:
 おやおや… 相変わらずですね…。
 まぁ、今日は我慢して… あ…いや失礼… 仲良くお願いします。
 せっかくいい男といい女の代表としてお呼びしたんですから…。

チンスク:
 あら? そうなの? や~ね~…。
 そういうことなら、もう少し後の時期に呼んで欲しかったわ。
 そうすれば、この歯のブリッジもはずれているのに…。
 あまり写真は撮らないでくださいね。

ヨングク:
 馬~鹿。誰がお前の写真なんか撮るかよ。
 そんなもの撮ったら、誰も読んでくれなくなるだろ!

チンスク:
 言ったわね! あんたこそ、その口どうにかしなさいよ。
 そんなんじゃ、女の子にモテないからね!

poppo:
 またまた…! 本当に君たちは… 仲がいいなぁ…!

ヨングク&チンスク
 ……まさか!!

poppo:
 ………。 …じゃあ、質問に入りますね…。…まいったな…。




Q1. まずは… ヨングク君。 君は占いが得意のようだね?

A1. …得意ってほどじゃないけど…結構、当たるんですよ、俺の占い。
   …試験問題だって、なかなかいい確率で正解がわかるんです…。

チンスク:
   あんた… 占いで試験問題に答えてるの?
   信じられない…。

Q2. それで…ユジンとチュンサンの未来まで話してたね?

A2. …ああ…あいつら… 妙に気になるんですよ。
   だって、変でしょう?
   転校してきたばかりなのに、あんなにいろいろ事件を起こすんだから…。
   絶対、何か運命の糸みたいなもので結ばれているに違いないんだよ。

Q3. 事件といえば、サンヒョクとチュンサンも、いろいろあったよね?

A3. …!
   あいつらこそ、よくわからないなぁ…。
   なんであんなにしょっちゅうケンカするんだか…。
   きっと反りが合わないんだろうな…。

Q4. チュンサンの第一印象はどうなの?

A4. チュンサン? う~ん…そうだな…。
   頭はいいみたいだけど『性格に問題あり』だな。
   不良…なのかもしれないよ。

Q5. 君も不良?

A5. 俺? ご冗談! 俺は名門春川第一高等学校の立派な生徒ですよ。
   品行方正・成績優秀・人格高尚・沈着冷静・清廉潔白… 見てわかるでしょう?

チンスク:
   自信過剰と誇大妄想も入れときなさいよ…。
   全く… 呆れた…。

Q6. ………。チンスクさんにもお聞きしましょうか…。チュンサンをどう思ったの?

Q6. あの人? う~ん… 最初は怖かったわ…。だって、サンヒョクのこと、あんなに虐めて…。
   いじめっ子は、私…嫌いよ。 でも、今はちょっとわからなくなってる…。

Q7. わからない…って?

A7. …う~ん… ユジンに聞いたら、あれで結構優しいみたいなの。
   ぶっきらぼうだけど、温かいんだって…。
   私には、変な人にしか見えないけどね…。

Q8. ユジンとは仲がいいみたいだね?

A8. …え? そうかもしれないけど… どうかな…。 あの人たちもよくケンカしてるわ。
   私たちにはよくわからない関係なのよ。

Q9. 君とヨングク君だって同じでしょ?

A9. …え…? それは違うわ。…この人は、全然優しくないもの。
   いつも意地悪ばかり言うのよ。

ヨングク:
   おいおい! 俺だって試験に出る場所を教えたりしてるだろ?

チンスク:
   それだって、占いなんでしょ?
   本当にいいかげんなんだから!

Q10. ユジンとチュンサンが学校をサボったこと… 何か聞いてる?

A10. …それは…たぶん、チュンサンに脅されたと思ったんだけど… ユジンは違うって言うのよ。
   あの子… そんなことをする子じゃないのに…。
   罰掃除までさせられて、可哀想だったわ…。

Q11. …どこに行ったか聞いた?

A11. …ええ…。でも… (ヨングクを気にしながら)それは内緒。
   親友の秘密ですから…。

Q12. 偉いね、君は…。
   それじゃぁ、サンヒョク君の話も聞きましょうか。
   彼は同じ放送部だよね? どうして君たち、みんな放送部なの?

A12. …それはね… ヨングク… あなたが言ってよ。

ヨングク:
   俺が? なんで俺が? お前が聞かれたんだろ?
   自分で答えろよ。

チンスク:
   やっぱり…意地悪よね…。
   放送部に入ったのは… というより入れられたのは、遅刻が多かったせいなの。
   カガメールに無理矢理入れられちゃったのよ。
   ユジンも同じよ。
   このヨングクは、宿題を忘れてばかりだったからだし… チェリンは校則違反の化粧品を使ってたから…。
   本当に放送部をやりたかったのはサンヒョクだけなのよ。

Q13. それは初耳だな…。で、あのメンバーが揃った…というわけだね… なるほど…。
   じゃあチュンサンも『不良』だからかな?

A13. …ん…? それは違うみたい。…彼… 自分で選んだんだって。
   そのくせ、あまり熱心ではないのよ。
   きっとユジン目当てに決まってるわ…。

Q14. では、いずれも訳ありのメンバーで、山小屋のキャンプに出かけたんだね?

A14. やめてください… 訳あり、だなんて。
   今ではちゃんとした放送部なんですから… 失礼しちゃうわ!

Q15. ごめん、ごめん! じゃぁ、今度はヨングク君に質問するね。
   あの山小屋のキャンプは君の発案なの?

A15. そうだよ。 クリスマスには、いつもみんなで何か企画を考えるんだ。
   去年はみんなで食事会だったけど、今年はもう高校2年なんだし… ちょっと違うものにしたかたんだよ。
   たまには親たちから離れるのも必要だからね。
   こいつなんか、いまだに母親と寝てるみたいだからさ。

チンスク:
   私だけじゃないわよ!
   ユジンだって… あ。いけない…。これも親友の秘密だったっけ…。

Q16. ……! チンスクさん! 君… 気をつけた方がいいよ。
   そのお口… なかなかどうして、大きな役割を果たすんだから…。
   まぁ、それは置いといて… あのキャンプは楽しそうだったね。

A16. …はい…。本当に楽しかったんですよ。…あのことさえなければ…。

Q17. ユジンの…遭難…だね?

A17. …遭難ってほどじゃないんですけど… あの後、みんな気まずくなってしまって…。 
   帰りの食事も、サンヒョクは先に帰ってしまうし、ユジンも行っちゃったし…。

Q18. でも、チュンサンとは一緒に食事をしたんでしょ?

A18. …ええ。…あ。あの人… 煙草を吸うんですよ! やっぱり『不良』だわ!

Q19. それは、僕が「冬の挿話 6」で書いただけですよ。
   煙草を吸ったのは、彼だけじゃなかったようだけど…。

ヨングク:
   ゴホン!ゴホン! なんだかここ、空気が悪いみたいだな。
   窓を開けてもいいですか? ゴホン!ゴホン!

poppo:
   ……! …ヨングク君、大丈夫?
   じゃあ、質問に戻りますね…。
   君たちが火を囲んで作ったストーリー… おもしろかったなぁ…。
   チンスクさんは、ああいうのが好きなの?

A19. ええ、大好き!…それなのに、このヨングクときたら…すぐ、変な話にしちゃって。
   本当に乙女心のわからない男だわ!

Q20. 僕も、君と同じように乙女心いっぱいの人を知ってますよ。「North チンスクさん」っていう方だけどね。
   あのゲームも、なかなか意味深だったね。

A20. …? …『意味深』ってどういう意味ですか?
   ヨングク… 『意味深』ってなあに?


Q20. ……。質問を変えましょう…。
   チュンサンの事故のことなんだけど…。

A20. …やっぱり、その話になるのね…。
   …悲しいから… あまり話したくないんですが…。


Q21. ごめんね…。驚いたでしょう?

A21. ……。…はい… あまりに急なことだったから…。


Q22. ヨングク君も悲しんでたね…。

A22. …当たり前さ! 友達が死んだんですよ!
   昨日まで一緒にいたやつが死んだんです。悲しくないわけないじゃないですか!


Q23. ユジンに会いに行く途中の事故だったそうだね…。

A23. …ええ… そう聞きました…。
   …でも、ユジンは悪くないんです。
   チェリンのやつが言うようなことじゃないんです!
   きっとチュンサンも…悲しんでいると思うんです…。


Q24. 君たちだけでお葬式をあげたんだよね…。

A24. …ええ。 俺たち… ソウルまでは行けなかったから… 湖であいつの葬式をしたんです。
   本当に… 寒い日でした。
   あいつもきっと… 寒がってるだろうな…。 ……!!(涙)


Q25. 君たち…。 本当に優しいんだね…。
   きっと、チュンサンも感謝してると思うよ。

A25. …もう… あいつの話はやめてください…。 思い出すだけで、苦しいんです…。


poppo:
   わかったよ。今日はもうこのへんで終わりにしましょう。
   いろいろとありがとう。

   チンスクさん、これからもユジンを支えてあげてくださいね。
   ヨングク君は、サンヒョクの力になってあげてください。
   あ。 君は勉強の方も頑張ってくださいね。
   成績優秀…なんでしょうが、しっかりとお願いします。
   そうでなきゃ、10年後にみんなが困ることになるんですから…。

ヨングク:
   ………?


poppo:
   とにかく今日はお疲れ様でした。
   10年後にまた会いましょう。
   いや… 13年後の話も聞きたいですがね…。
   また次回を楽しみにしてます。
   ありがとうございました。




取材を終えて

ヨングク君もチンスクさんも、楽しい方でした。
それでいて優しい心の持ち主たち。
本当に良い人たちですね。
彼らがいたからこそ、ユジンもサンヒョクも、そしてチェリンも素晴らしい青年になったのだと思います。

ヨングク君がこの後いかにして獣医さんへの道を歩むのか…。
全く人は見かけによらないものだと思いました。

さて、次回のゲストは… たぶんカン・ミヒさん…。
ただいま交渉難航中です。

第7回「カン・ミヒ」


~「冬のソナタ」登場人物にインタビュー!~ 第7回 です。


今回のゲストは「カン・ミヒさん」です!



poppo:
 はじめまして。poppoと申します。お忙しい中、ありがとうございます。
 よろしくお願いいたします。

ミヒ:
 こちらこそ…。
 やはり… 緊張しますわね…。
 私、初めての方にお会いするのが、昔から苦手なんです…。

poppo:
 はい。それは伺っています。無理にお願いして申し訳ありませんでした。
 でも… こうしてお話できて本当に光栄です。
 インタビューなどは、滅多にお受けなさらないとか…。

ミヒ:
 ええ…。なんだか嫌な思いをすることが多くって…。
 音楽以外のことを聞かれることもあって…それで、いつもお断りしてるんです。

poppo:
 私生活について尋ねられるのがお嫌なのですね?
 そのあたりは、できれば今日はほんの少し我慢していただいて… いえ、無理にとはもうしません。
 差し支えない程度でよろしくお願いいたします。

 ファンとしては、普段のお暮らしなども気になることなんです。

ミヒ:
 ファンだなんて… お上手なのね。
 日本の方なのに、私のピアノなど知ってらっしゃるのかしら?
 
poppo:
 いえ、日本にもあなたのファンは多いんですよ。
 この後日本でもコンサートの予定がありますよね?

ミヒ:
 ええ…。こちらに来たついでに…ですけれど。

poppo:
 ぜひ、日本のみなさんにも、あなたのピアノを聴かせてあげてください。
 ドラマの中では、ほとんど聴くことがありませんでしたから…。

ミヒ:
 ……?

 わかりました。
 あちらに伺った時には、よろしくお願いいたします。

poppo:
 はい。
 僕も必ず聴きにいかせていただきます。

 では、そろそろ質問の方に入らせていただきますね。
 ご準備はよろしいでしょうか?

ミヒ:
 …? 何の準備です?

poppo:
 いえ、何でもありません。
 口癖…みたいなものでして… では、始めさせていただきます。


Q1. まずは… ピアノを始められたのはおいくつ頃ですか?

A1. …そうですね…。
   3歳頃かしら…。
   物心ついた頃には弾いていた…という感じです。

Q2. それは、どなたか先生について習われたのですか?

A2. …ええ… 毎週、先生が家にいらっしゃってたんです。
   …え? ああ… そうですね…。 家庭教師のような形で…。
   ずいぶん厳しい先生でしたけど…。

Q3. いわゆる良家のお嬢様… そんな少女時代だったわけですね?

A3. …! そんなことはありませんよ。
  
   一人っ子でしたから、何でも与えられて育ったかもしれませんけれど…。
   ピアノが一番のおもちゃ… そんなところでしょう…。

Q4. 一人っ子でいらっしゃいましたか…。
   では、結構寂しがりやさんでしたか?
   ご兄弟が欲しかった…なんてこともおありだったのでは?

A4. そうですね。

   …でも… 友達がいましたから…。

   まるで兄弟のような… 

   そんな友達がいましたから、寂しいと思ったことはありませんでした。

Q5. そのお友達とは… 女の子ですか?

A5. …? ………(笑)

   男の子…と答えたら、またいろいろ聞かれるのかしら?

   男の子も、女の子もいましたよ。
   みんな近所の友達でしたから、毎日一緒に遊んでいました。

   本当に… 兄弟のように…ね…。

   ………。



Q6. …ご近所というと… 確か、春川のご出身と資料にはありますが… そちらにはおいくつまで…?

Q6. あら… そんなことまで…。

   ソウルに出てきたのが、ちょうど大学に入る時でした。
   それまでは、春川で暮らしていました。
   え? …そうです。 ひとり住まいでした。
   両親はソウルに引っ越してましたから…。

   あなた… よくご存じね…。
   なんだか怖くなってきちゃった…。

Q7. すいません。質問を変えますね。

   大学を出てからは、すぐにプロのピアニストの道に進まれたのですよね?

A7. …う~ん… すぐ、というわけでは…。
   そんなに甘い世界ではありませんよ。

   ピアノで暮らして行けるようになるまでには、結構大変でした。

   今になってみれば、貴重な経験になっていますね…。


Q8. ご両親には反対されたらしいですね?

A8. …え? 何を…?

   …ああ… ピアノのこと…。

   …ええ… その当時は、音楽で生きていくなんてことは、まだまだ理解されていない時代でしたから。
   特に女にとってはね…。

   いろいろ言われたこともありましたよ…。

Q9. それで、アメリカに渡ったのですか?

A9. …う~ん… そうだったのかもしれないわね…。

   …アメリカは、力さえあれば受け入れてくれますから。
   ちょうど、私のピアノを認めてくれるレコード会社もあったので…。

   あれから10年にもなるのね…。



Q10. アメリカに渡ってから、すぐに結婚なさったのでしたね。

   素敵なご主人だと伺っていますよ。

A10. …またそんなことを…。

   ええ。アメリカに行ってから、結婚したんです。

   プライベートなことは、このへんにして下さらない?

   私生活のことは、正直… 恥ずかしいんです。(笑)


Q11. わかりました。

   お幸せ…だということですよね!

   でも。あとひとつだけ…。


   今回、お子さんもご一緒に韓国に来られたとか…。

   初めての韓国なんですってね。

   結婚なさってから、一度も帰られていませんでしたものね。

   10年ぶりの帰国で、ファンは大喜びですよ。


   お子様… 今、おいくつになりました?

   9歳…?  …8歳くらいですか?


   そろそろ反抗期に入られているのでは? 
   

A11. ………。

   …プライベートについては…やめましょうと言ったはずです。

   お約束と違いますよ…。

Q12. …あ… 失礼しました…。
   それでは、次の質問を…。

   先日の帰国第1回のリサイタルの後… 体調を崩されたとか…。

   もうお身体は大丈夫なのですか?

   そうでした…。
   これを最初にお聞きするつもりだったのです。
   今日お会いするまで、心配しましたよ。

   本当に、大丈夫ですか?

A12. …ああ… あの時は… 久しぶりの帰国で、ちょっと疲れが貯まっていたんです。

   ありがとう… もう大丈夫です。


Q13. 僕もリサイタル会場にいたのですが、人々が騒いでいたので何かあったのかと…。
   終了直後に倒れられたと聞いたんです。

   ちょうど、あなたが運ばれていくのを目にしました。

   しかし… 素敵なマネージャーさん?ですね。
   あなたを背におぶって…
   メガネの似合うなかなかの二枚目でしたよ。

   どこかで見たことがあるような気もするんですが…。

   …あの方が、今回のインタビューを受け付けてくださったキムさんですか?

A13. ………。


   …彼… キムさんは、メガネなどかけてません…。

   あの時の話もやめにしません?
   やっぱり恥ずかしいわ…。

   それに… そろそろ練習の時間なので…。

Q14. これはまた失礼しました。

   では、最後に…。

   聞くところによりますと、しばらくは韓国に滞在される予定だとか。

   別荘もいくつかお持ちだそうですね。

   どこが一番お好きなのですか?

A14. 好きな場所…?

   そうですね…。

   やはり… 春川かしら…。


   何年経っても… 故郷は忘れられないみたいです…。

   雪が降ると… 本当に綺麗なんですよ…。


poppo:
   …そうですね… 僕も雪国の生まれです。
   …これからの季節… 美しい景色を見たいものですね。

   ありがとうございました。
   楽しかったです。

   これからますます寒くなるでしょうから、十分お気をつけてくださいね。

   風邪など召しませんように。

   
   機会があれば、またお話を聞かせてください。
   この次は、お子様もご一緒に…。

   今日は本当にありがとうございました。





取材を終えて

噂どおり取材嫌いの方でした。
質問は多くはできませんでしたが、まずまず聞けたかな…と。
ちょっとひっかけなども用意しました。
悪かったかな…。

本当は、もう少し後の時期にインタビューしたかったのですが、なかなかスケジュールが合わなくて…。

もっと聞きたいこともありましたが、次の機会を待つことにしましょう。
今度はプライベートなことで攻めていきたいです。

次回のゲストは… まだ未定です。

第8回「チョン・ユジン」


~「冬のソナタ」登場人物にインタビュー!~ 第8回 です。


今回のゲストは、再度「チョン・ユジン」さんです!




poppo:
 お久しぶりです。10年ぶりですね。またよろしくおねがいします!

ユジン:
 お久しぶりですね。よろしくお願いします。
 もう10年も経ちましたか…。早いものですね…。
 どうです? 私、変わりましたか?

poppo:
 そうですね…。やはり印象が違いますよ。落ち着いた感じがします。
 髪型のせいかな…。
 君… あの頃は、髪が長かったでしょう?

ユジン:
 ええ…。
 子どもの頃はずっと伸ばしてましたね…。
 …似合いませんか?

poppo:
 いえ、よくお似合いですよ。どちらかと聞かれれば、僕は今のショートの方が好きですよ
 できれば、ロングはもう見たくないなぁ…。
 パーマをかけるのもやめてほしいですね。これ… 本当に、お願いなんですけど。

ユジン:
 ……?
 パーマなんて、考えたこともありませんよ。

 …あっ! 忘れてた! 今日はこれから美容院にも行かなくちゃいけないんです。
 インタビューは短めにお願いしますね。

poppo:
 ああ… そうでした。今夜はサンヒョクくんとの婚約式でしたね。
 遅刻したら大変ですよね…。
 わかりました。では、手短にしましょう。では、さっそく質問に入りますね。




Q1. まず… ご婚約おめでとう。今の心境はいかがですか?

A1. …え? 心境…ですか? …そうですね… なんだか不思議な気持ちです。
   私も…そんな歳になっちゃったのかな…って。


Q2. なるほど…。チョンアさんには聞かせられない言葉ですね。
   で、サンヒョクくんとの結婚を決めた理由は?

A2. …それは… ママも喜んでくれたし… チンスクだって…。
   サンヒョクなら大丈夫って、みんな言ってくれますから…。


Q3. …ん? …君自身の気持ちはどうなの?
   サンヒョクくんを愛してるんでしょう?
   当然ですよね?

   サンヒョクくんのどこが好きなのかな?

A3. …う~ん… 彼とは小さい頃から一緒だったから… 誰よりも私のことを知ってる人…だからかな…?
   優しくて温かくて…広い心を持ってるし… まるで家族のような感じなんです。
   それに、責任感も強いし… 

   …?  何がおかしいんですか?


Q4. …! ごめんなさい、笑っちゃったりして…。
   いえね… 何だか… 好きなところが多すぎるような気がして…。
   そう思いませんか?


A4. …? …そうですか?  それくらい、いい人だってことなんですけど…。


Q5. そうかな…。
   …じゃあ… この僕のことを好きな理由は?

A5. …? ………?


Q6. …ほらね! 本当に好きなら、理由なんて言えないでしょう?

Q6. ……。


Q7. …! …冗談ですよ、冗談!

   ごめんなさい。真面目な質問にしますね。

   サンヒョクくんとの結婚に、迷いはなかったの?  

A7. ………。

   …迷い…?


Q8. ええ…迷い…です。

   …彼に… 『ポラリス』を見つけられた?

A8. ………。

   poppoさん… あなた…  意地悪な方なんですね…。


Q9. …そうかな…。

   ただ… 君の本当の心が知りたいだけなんだけど…。

   『ポラリス』…

   君が、あの会社の名前をつけたんだってね?
   チョンアさんから聞きましたよ。

   『ポラリス』… いい名前だよね…。

   建築設計の方に進むとは思わなかったなぁ…。
   それは、高いところを歩く特技のせい?

A9. …え?

   ああ… あのこと…。

   ええ…。女だてらに…と、よく叱られますけど…。

   こう見えても、結構バランス感覚がいいんです。


Q10. そうだね。あっちへ行ったり、こっちへ来たり…。
   なかなかどうして… 君の『やじろべえ』には、こっちは心を落ち着かせてもらえないよ…。

   この10年間…。
   たくさんの男性の間で迷ってたんじゃないの?

A10. ……! そんなことありませんよ! 失礼しちゃうわ!
   私… これでも一途だって言われてるんですから…。


Q11. …誰に?

A11. ……。  …嫌な人…!


Q12. まあ、そのへんは今後のドラマの中で…ってことにして…。
   チョンアさんのことでも聞きましょうか…。

   あの方… なかなか面白い方ですね。
   大学の先輩?

A12. …そうです。
   と言うより… 遠い親戚に当たるんです。
   ええ…。母方の。

   大学を卒業する前から、一緒に働こうと誘われていたんです。

   私にとって、本当にお姉さんみたいな人なんです。


Q13. なるほど…。イ・ジョンアさんと…イ・ギョンヒさんだものね…。
   そうだったんだ…。
   いいネタをありがとう!

   それで、一緒に設計会社で働いてるのか…。

   どうなの? 最近のお仕事の方は?

A13. …仕事ですか? う~ん…。
   …正直に言えば… ちょっと大変かも…。

   …そうなんです。今、請け負っている仕事がちょっと…。

   もう5回も設計図の書き直しを要求されちゃって…。
   忙しくって目が回りそうですよ。


Q14. それはお気の毒…。 気をつけてくださいね。本当に君は、目を回して倒れてしまいそうだから…。
   特に今夜はね…。…いや、こっちの話。

   おっと… もうこんな時間だ…。

   今夜の婚約式… 司会はヨングクくんですってね?

A14. はい。
   サンヒョクが頼んだら、即OKしてくれました。

   だから、とっても安心しました。

Q15. そうだよね…。
   あのお義母さんとのお付き合いが始まるんだものね…。

   放送部の仲間たちの応援は力強いでしょう?

A15. ええ、とっても! …やはりいくつになっても友達はありがたいです。


Q16. そうだよね…。

   君たち6人…  いつまでも大切な仲間だよね…。

A16. …6…人…?

   ………。


Q17. …友達は…いつか…  いや、また今度にしましょう…。

   そうそう… 今夜は初雪になるかもしれないって、さっきラジオで言ってたよ。

   …逢えるといいね…?


A17. ……?
 
   
Q18. では、最後の質問…。

   …あのカセットテープは… まだ持ってる?

A18. …! …………。

   …もちろん… 持ってます…。


Q19. 聴きすぎて…壊れてない?

A19. …それは…  ダビングして…。

   …最後の質問って言ったくせに…。



poppo:ごめんなさい。僕… 悪いこと言っちゃったかな?

ユジン:………。

poppo:おめでたい日にごめんね…。
    それじゃあ、婚約式に遅れないように…。

   『遅刻魔』と言われないようにね!

ユジン:…本当に、嫌な方ですね…。

    婚約式に遅刻する人なんて、いるわけないじゃありませんか。


poppo:そうだね。
    そんな人がいたら… きっとその結婚は、本当の運命の人同士のものじゃないんだよ…。

 ああ、ごめん、ごめん。
    お礼も言わなくて。

    今日はありがとうございました。
    また次にお会いするのを楽しみにしてますからね!

    …え? 嫌だ?

    そんなこと言わずに…   あ、そんなに慌てなくても…

    ほらほら… そんなヒールで走ったりして…

    転んでも知りませんよ!

    落とし物にも注意してくださいね。…特に携帯電話を、ね。


ユジン: …はいはい。では、急ぎますので… さようなら…。



poppo: …行っちゃった…。

     大丈夫かな…。

     今夜の婚約式…。




取材を終えて

久しぶりのユジンさんは、さらに美しくなっていました。
あの髪の長さは、彼女のあごのラインをより美しく見せますね。
どうってことのないおかっぱ頭なのに…。
やはり女性は化○物ですね…。

さて、次回のゲストは… どなたかな…。

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poppo

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